
クロアリの侵入経路
クロアリはドアの隙間、壁の亀裂など、わずかな隙間から侵入します。
またエアコンダクトや配管の隙間、玄関ドアと床の隙間、網戸とサッシの隙間なども侵入経路になりやすいです。さらに食べ物や水、ゴミなどに誘引されて侵入することもあります。
外ではあまり気にならないクロアリですが、家に侵入してきた際には不快害虫となるので、その対処はしておいた方がいいでしょう。
基礎や壁の隙間:蟻はわずかな隙間でも通り抜けられるため、基礎のひび割れや壁の隙間から侵入します。特に、古くなった家は隙間ができやすく、侵入を許しやすいです。
窓やドアの隙間:網戸やサッシの隙間、ドアの下部なども侵入経路としてよく見られます。経年劣化でパッキンやモヘアが劣化し、隙間ができやすいため注意が必要です。
エアコンダクトや配管:エアコンの配管や、水道管などの配管が通る隙間も、蟻にとっては絶好の侵入経路です。
玄関ドアと床の隙間:玄関ドアと床の隙間も、蟻が侵入しやすい場所です。特に、ドアの下部に隙間がある場合は要注意です。
食べ物やゴミ:食べこぼしや生ゴミ、甘いもの、開封したお菓子などを放置しておくと、蟻がそれを目当てに集まり、侵入してくることがあります


戸建てで庭に樹木が植えてある家などは、クロアリが生息しやすい環境になるので、ホームプロテクトでは基礎沿いや樹木などに消毒を行い防除や駆除を行っています。
羽蟻について


シロアリと同様にクロアリにも羽が生えます。シロアリとクロアリの羽蟻をパッと見ただけでは判別が困難です。シロアリの羽アリは家屋に深刻な被害をもたらす可能性があるため、見間違えは大きな問題につながります。クロアリは木材を食害することはないため、緊急性が異なります。この緊急性の違いが、見分けることの重要性を高めています。
シロアリとクロアリの羽蟻の見分け方
シロアリ 羽蟻の特徴 | クロアリ 羽蟻の特徴 | |
時期 | ヤマトシロアリ 4月頃~5月頃の午前中 イエシロアリ 6月頃~7月頃の夕方から夜 | クロナガアリ 4月頃の昼間 クロオオアリ 5月~6月頃(昼間~夕方) クロヤマアリ 5月~7月頃(午前中) トビイロケアリ 7月~8月頃(夜間) ルリアリ 7月~8月頃(昼間) サクラアリ9月~11月頃(昼間) |
翅の形 | 4枚が同じ大きさ | 前翅が大きい |
触覚 | 直線的で数珠状 | くの字型 |
胴体 | クビレがなく寸胴 | クビレがあり頭部、胸部、腹部に分かれる |
