ベイト工法とは？
毒餌を設置し、職蟻に喫食させて時間をかけて駆除する工法を言います。
白蟻を駆除するにあたり、白蟻の巣（コロニー）を特定するのはとても難しいです。天井や床下等、目に見える場所にあれば、巣を壊し、その箇所に薬剤散布や注入することも可能ですが、なかなか目で見える場所に巣（コロニー）があることは稀です。
見えない場所へ闇雲に薬剤を注入しても女王が死なない限り完全に駆除することが出来ず、時間が経てばまた増殖するということもあり得ます。つまり見えない相手に対して効果がある方法としてベイト工法が適しています。
- ベイト剤設置の実際の画像
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当社で使用しているベイト工法の写真となります。場所に応じてトラップ容器を設置し、その中に独餌を入れ白蟻をおびき寄せた後、駆除している画像となります。
白蟻を発見しても殺虫剤等を白蟻に向けて噴射しないようにして下さい。白蟻が逃げてしまい駆除が困難となります。
ベイト工法による駆除期間
ベイト工法による駆除期間はおおよそ2か月～3ヶ月程度と想定しております。長い時には一年かけて駆除することもあります。
※白蟻がトラップに入らなければ、期間が延びる可能性はあります。
トラップの設置について
トラップ設置をする上で敷地内のメーター数（m）でトラップの設置数や施工金額が決まります。白蟻の巣（コロニー）を見つけるのが困難な為、探し出すのは困難となります。理由としては幾つかありますが、シロアリの活動範囲は、地中では半径100m、地下1m程度と広範囲に及ぶからです。しかし、白蟻は絶えず餌場を探し活動しており、餌場を見つけたら体からフェロモンを出し仲間をおびき寄せ、食料を確保する習性があるのです。そこで被害場所付近にいる白蟻（職蟻）にベイト剤を与え巣に持ち帰らせ、女王が独餌を食べる事で白蟻駆除が完了となります。
トラップはどこに仕掛けますか？
被害がある場所、または樹木や柱や基礎土台の怪しいところに設置します。
トラップは何個設置しますか？
トラップの仕掛ける数は敷地の㎡数で決まります。トラップは１ｍ～3ｍ内の間隔で仕掛けていきます。
ベイト剤の設置から撤去まで
これはいったい何だろう？
みんなを呼んで餌を女王様の所に持って帰ろう。見張りもたてなくちゃな。
ベイト工法処理では、トラップに白蟻が入ってから駆除開始となる為、駆除の期間が延びることもあります。
まとめ
ベイト工法は、職蟻に毒餌を喫食させて、時間をかけて巣（コロニー）を壊滅させます。トラップ内の「職蟻」がいなくなり、最後には兵隊蟻の頭だけが残るので、その頭部を見て駆除が完了しているかどうかを判断します。
ベイト工法の特徴として
・巣（コロニー）全体を壊滅できます
・薬剤を散布しない為、お子様やペットにも安全
・被害箇所にはどこにでも使用可能
・駆除に対して長期間の日数が必要となります
白蟻被害に悩まれている方やもしかしたら白蟻かもしれないと思われる方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
